今回からなのですが、今勉強中の基礎中の基礎の基礎情報技術者の資格の勉強のメモを書いていきたいと思います。
1-1 情報量の単位
・情報量の単位
コンピュータ内部では、情報は電気信号の「on」to「off」のように2値で扱われているので、これを一般的に、2進数の「1」「0」に対応させて表現する。
ビット(bit):コンピュータで扱う最少の情報量の単位 2進数1けたに相当する。
バイト(Byte):ビット8個を集めたもの 2進数8けたに相当する。
・情報量を表す接頭語
コンピュータが扱う情報量は莫大なものになっている。
そこで、B(バイト)の前に10の整数乗倍を表す接頭語,k(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)、T(テラ)が使われる。
K(10³)→M(10⁶)→G(10⁹)→T(10¹²)
・ビット数と表現できる情報量の関係
1ビットで表現できる情報量は「0」「1」の2(=2¹)通り、2ビットでは「00」「01」「10」「11」の4(=2²)通り、3ビットでは「000」「001」「010」「011」「100」「101」「110」「111」の8(=2³)通り。
一般的に、nビットでは2n通りの情報を表現することができる。
・時間を表す接頭語
コンピュータの処理速度が非常に早くなっています。
そこで、s(秒)の前に10の整数乗倍を表す接頭語、m(ミリ)、μ(マイクロ)、n(ナノ)、p(ピコ)が使われる。
m(10⁻³)→μ(10⁻⁶)→n(10⁻⁹)→p(10⁻¹²)
1-2 基数変換
・10進数と2進数・8進数・16進数
10進数:0~9までの10種類の数字を使って、9の次が一つ桁上がりする。
他の進数も同じイメージ
2進数:0と1の2種類の数字を使って、1の次が一つ桁上がりする。コンピュータ内部では2進数が使われていますが、2進数は桁数が非常に長くなるため、人間が考えるときには、2進数と簡単に変換できる、8進数や16進数がよくつかわれる。
8進数:0から7までの8種類の数字を使って、7の次が一つ桁上がりする。
16進数:0から9までの数字とA,B,C,D,E,Fの英字を使って、Fの次が一つ桁上がりする。
・基数と重み対応表
基数とは、その名のとおり、基本となる数。例えば、10進数123.45は
1x10²+2x10¹+3x10⁰+4x10⁻¹+5x10⁻²
と表すことができる。
1-3 補数表現と固定小数点表示
・補数
コンピュータの内部では、1と0しか使わない。1と0だけで、-(マイナス)記号を使わずに負の数を表現する方法として、「補数」が使われる。
補数:その名のとおり、「補う数」。「ある数」を「決められた数」にするために、「補う数」ということ。
補数を理解するために、まずは10進数で考えてみる。
10進数には、「9の補数」と「10の補数」の二つの補数がある。例えば、10進数3けたにおいて、123の「9の補数」は876「10の補数」は877になる
1-4 浮動小数点表示
・浮動小数点表示
コンピュータ内部における数字の表示形式として、固定小数点表示と浮動小数点表示かある。
浮動小数点:指数を使うことによって、大きな数や小さな数を少ないビット数で表現できる特徴があり、科学技術計算などに使われている。
浮動小数点表示では、実数YをY=M x BEとして、MとEをペアにして表現する。ここで、Mを仮数部、Eを指数部という。Bは基数として暗黙的に定められてる。
Y=M x BE
一つの数値を表現する仮数部(M)と指数部(E)の組み合わせは数多くあるが、仮数部と指数部を調整して一意に決めることを正規化という。